技能実習
『日本は人材育成に力を入れています』というのが外国人に対して“アピール”になるのか?
2023.07.03
技能実習制度の新制度の策定が進んでいるようです。
気になるのは、やはり「転職」ですね。
1年間はダメとか3回までならOKとか、あちらこちらで
様々な意見が飛び交っているいるようですが、こればかりは
骨子が出ないことには、何とも言えません。
さて、表題の『日本は人材育成に力を入れてます』、つまりは
新制度の”人材育成”、”技能訓練”ですが、本当に外国人に対して
アピールになっているのか、甚だ疑問に感じます。
そもそも論でいうところの、現行の技能実習制度の現状として、
帰国後に日本で学んだスキルが役に立っているのかということ。
せいぜい、日本語レベルの高い元実習生が、送り出し機関の日本語教師や
通訳、書類スタッフになるのが関の山、その他は、同系の作業がないや
あったとしても希望する待遇でないとか、やり方が違う、使用する機械や
道具が違う、スペックも違う、日本で取得した資格が母国での互換性がない
など、言い出したらキリがないほどです。
日本が外国人労働者に求める内容と、外国人労働者が日本に求めている内容の優先順位の
擦り合わせが必要ではないでしょうかね。