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政府の有識者会議で、現行の技能実習制度の廃止を求める提言の試案をまとめたというニュースがありました。

記事を見てわかる通り、
「技能実習制度そのものがなくなる」というわけではなさそうです。

「国際貢献」という名目と、実際の運用のされ方の乖離があるので、制度の趣旨を、「労働力の確保」という本音と建前の部分を更新しようというのがポイントですね。

先日の岸田総理の会見でも、外国人留学生を40万人受入れの目標を出していましたが、人手不足の深刻化の中で、今後企業としては、
「会社をどうやってしってもらうか」
「いかに自社を選んでもらえるか」
「賃金以外の業務や働く環境、福利厚生に魅力を感じてもらえるか」
「それらを、どのように伝えるか」などなど、課題として残りますね。

技能実習制度、30年の節目。
制度だけを見直すだけで、本当にいいのか？
実際は、技能実習生を受け入れている、中小企業の雇用環境や各種労働関連法令への
意識改革が先ではないのか？

どのように変わっていくのか、注視していきたいと思います。


（記事一覧）

技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第５回)

日経新聞
技能実習「廃止」提言へ　政府会議、外国人材確保に転換

産経新聞
技能実習廃止を提言、「労働力」明記　有期者会議で中華報告「たたき台」

NHK
「技能実習制度を廃止 新制度へ移行を」政府有識者会議